闇に飲まれて幾星霜。

個人的なアイマス関連の話とか。

Glowing Rock! part.5


さて、残すはDay2。
そろそろ終わりが見えてきた気がしますね。いや、今回で終わらせたい。
Day2は基本的にDay1との差の部分を書いていこうと思います。

 

 


Day2の自分の席はスタンド席でしたが、わりと地面が近くて見渡しやすい席でした。
ステージとの距離はけっこうあったので、演者さんを姿で見分けるのは難しかったですね。
代わりに、オペレーター席っていうのかな、指揮を取るスタッフさんたちの座ってるエリアが近くて、その様子が見れたのはちょっと面白かったです。

そんなこんなでDay2もガールズインザフロンティアからスタートして、しばらくはDay1と同じ流れでした。

最初の変化があったのは第1部ロック半ば。
Day1ではSpring Screamingだった箇所から入れ替わっての『Virgin Love』!


【デレステMV】Virgin Love(オリメン)

この曲も自分は地味に現地は初。
着実に現地初の曲が消化できてていい感じ。
この曲も楽しくて好きなんですよね。
サビの跳ねるようなリズムと音色が良き。
拓海と里奈はWILD WIND GIRLでピックアップされてほんとに良かったなぁ。
U149とAfter20も展開中ですが、また他の子たちがピックアップされるようなコミックも増えて欲しいですね。

 

その後はしばらくDay1と同じセットリストでした。
第2ブロックはまるまる一緒でしたね。
しかし変化が大きかったのが第3ブロックで、ここはまるまる差し代わりに。


第3ブロック前半はDay1と同じくアコースティックコーナーとなったのですが、その1曲目は『Voyage』。
洲崎さんも仰ってましたが、Rock公演でこの曲をやるとは。
元も静かに聴かせるタイプの曲ですが、アコースティック版でオシャレ度アップしてよりしっとりとしてましたね。
曲自体とは別の話ですが、近くの席の人が新田美波Pだったようで、しっとりした曲なのに大興奮されておりました(笑)

続いての曲がまたヤバかったのですが……アコースティックの流れのまま始まったのでイントロでは何の曲かわからなかったのですが、歌い始めた瞬間に会場が「おおおぉぉ……」と感嘆したような声で包まれました。
始まったのは『エヴリデイドリーム』。
佐久間まゆの可愛らしいソロ曲ですが、これがアコースティックになり牧野由依さんの歌唱力が合わさった結果、会場の誰もがその空気に呑まれてしまうような曲に。
あの時間の様子はなかなか伝え難い。
赤のペンライトで染まる客席に、落ち着いた演奏に乗せてほとんどアカペラに近い感覚で歌う牧野さんとその歌声に支配されるドーム。
その前のVoyageが「あぁーん、おっしゃれー」って感じで聴ける曲だとしたら、牧野さんパートは息を飲んで聴いてしまう曲でした。


で、恐ろしいことに普通に1曲いくのかと思いきや、中盤でまゆのソロ2曲目である『マイスイートハネムーン』に切り替わったんですよね。
ここでまた会場が感嘆の声一色に。
「そう来るかー!?」って感じでしたが、大声とか聞こえなかったのはやはり皆あの空気に呑まれてたんだろうなぁ。
このメドレーは、まゆ特有の「強烈な愛情」が時を経て「深く静かな愛情」へと深化したような印象を受けました。
牧野さんもその後のトークでこの歌のパートの話をしてた気がするけど、記憶がメメント
ただただ、あの空気の中に居れたことに感謝。

牧野さんパートでアコースティックコーナーは終了。
そのまま次の曲に入ったのですが、Day1のFrostと入れ替わりの曲が『夏恋 -NATSU KOI-』でした。
冬から一気に夏に。
この曲もたしかここがLIVE初披露でしたね。
歌唱はオリジナルメンバーの佐藤亜美菜さん、千菅春香さん、ルウ・ティンさんの3人。
この曲もオシャレですよね。
「おおおーおおおー」のところのコーラス気取りのコールが好き。伝われ。
そういえばこの日はバイブス記念日に制定されましたね。

その次は何だろう、と思ったところに始まったのは軽快な聞き覚えのないイントロ。
「おや、これは……」と思ったのも束の間、登場したのがニュージェネレーションズの3人だったところで察した人も多かったのではないでしょうか。
始まったのは、完全新曲の『Great Journey』!
ニュージェネの曲としては4曲目ですね。
(Stage Bye Stageは6thとデレステで全体曲のイメージになりましたが一応カウント)

この後に発表されましたが、プリコネとのコラボのテーマ曲とのことでした。
曲自体については、「たのしかったです」ということ以外これも記憶がメメントモリしてるのでCD発売はよ。
シンデレラガールズは層が厚いのでニュージェネを特別にプッシュしなくても良いとは思ってるのですが、それでもこうして新曲ひっさげてくると「やっぱニュージェネは強いなぁ」と、てのひらクルーしてました。

新曲の興奮に包まれた後は、そろそろゲストおふたりの登場タイミングかなーと思ってたのですが、Day1と同じ夢をのぞいたらが始まるものだと思ってたところに来たのは『Sun! High! Gold!』!


【デレステMV】Sun! High! Gold!(オリメン)


名古屋公演でのゲスト枠が夢をのぞいたらだったので大阪はこっちだろうと思ってたのですが、Day1が違ったので普通に油断してました。
始まった時点での歌唱メンバーはゲスト枠のおふたり、中盤辺りからは原紗友里さんと渕上舞さんも参加しての歌唱となりました。
この曲も楽しくていいですよね。
りあむ役の星希さんはひたすら楽しそうに、雪美ちゃん役の中澤さんは控えめながらもやはり楽しそうに歌ってらしたのが印象的。
こずえちゃん役の花谷さんもそうだし、もっと大人数でも歌ってみてほしい曲です。

で、ある意味曲そのものより強烈に記憶に残ったのがこの後のMC。
星希さんの挨拶も兼ねたMCで「オタクども、ブチ上がっていくぞーーーー!!」と煽ったのでPたちが「いえええええええええい!!」と返したら、「うるさーい! 次は雪美ちゃんが喋るんだぞ静かにしろーー!」と怒ってきたのは最高にりあむだった。

 

続いての第4ブロックの変化点は2箇所。

お嬢ソロと入れ替わりで歌われたのがりーなソロの『Twilight Sky』……なのですが、歌唱が青木瑠璃子さんだけでなく高森奈津美さんも参加のアスタリスクでの歌唱という点が熱い。
トワスカを周年LIVEで歌ったのも、たぶん4th神戸以来……?
(調べたら2018年に台湾LIVEではやってましたね。あれも円盤出してほしかったなぁ)
4th神戸は現地じゃなかったので、あの夕焼け空の光景を見たのは久しぶりでした。
この曲、現地でオレンジ振るのがいつかやりたいことの1つなので、またこっちの曲をやる時にアリーナにいたいものです。

 

そして――

 

トワスカの次に始まったのは、聞き覚えのない特殊イントロ。
でも曲調で察して即座に蘭子ライトを用意してました。
「裁きは今――」と歌い出しが始まった時には「来たああああああああああ!」と叫んでしまいました。
この日、自分が1番期待していた蘭子のソロ2曲目、『夢幻ノ救憐唱 〜堕チル星ノ調ベ〜』です。(こう書いて「ゆめのキリエ」と読みます)

【アイドルマスター】「夢幻ノ救憐唱 ~堕チル星ノ調ベ~」(歌:神崎蘭子)


この曲も、双翼ほどではないにしても長らく待った曲。
真礼さんがいるのでやらないはずはないだろうと思ってましたが、実際にくるとテンション振り切りました。
自分が昂りすぎていたのであまりわかってなかったのですが、会場の歓声も一際高かったようで、蘭子ってやっぱ人気高いんだなぁと思ったり。

双翼は3分ちょいの曲ですが、こっちは転調も多く5分ほどの曲。
でもこの今回はこの1回きりかつ次はいつあるやもしれないので、噛み締めるように聴いていました。
(蘭子の曲にはコール要らないと思うのですよね、個人的には)

真礼さんは蘭子の持つ世界観をしっかりと表現してくれていて、完璧でした。
思えば、自分がシンデレラガールズのLIVEに(ひいてはアイマスのLIVE全体に)ハマったのは1st LIVEをLVで観に行ってからなのですが、当時はキャラクターは好きでも演じる声優さんに興味は無くLIVEが始まってもちょっと冷めた目で見てしまっていたんですよね。
それがオレサファやあんずのうた辺りで「曲と場にノる」感じがわかってきて楽しくなっていったのですが、決定的に打ちのめされたのが真礼さんがCoolのブロックで出てきたときでした。

自分は蘭子Pなのでもちろん真礼さんに注目してたのですが、Nation Blueを歌いながらの仕草のひとつひとつに「蘭子らしさ」を感じさせてくれて「ああ、この人は蘭子をここに連れてきてくれている」と感嘆しました。
その後のソロ曲でもずっと蘭子でいてくれて、声優さんってすごいなと思わされましたね。

今回のキリエでは、その自分にとっての始まりを思い出す感触がありました。
今ではシンデレラガールズ全体が好きだし声優さんたちは皆応援してるけど、やはり自分にとって1番は蘭子であり真礼さんなんだなぁ、と改めて思いました。
真礼さんご自身もLIVEの場では蘭子が降りてくる感じだとラジオで仰ってましたが、まさにそれなのだろうなぁ。
もちろんどの声優さんもご自身が担うアイドルを表現してくれてますが、やはり自分にとっては蘭子を真礼さんが演じてくれているのは格別でした。

この曲の後、同ブロックの締めが双翼の独奏歌だったのですが、初日に比べれば落ち着いて見れたもののやはり3分22秒という時間は短く……こっちも噛み締めるように見ていました。
曲が終わった瞬間に、「ああ、終わってしまった……」と思わず口から出ていました。
またいつか見れることを信じています……願わくばそう遠くない未来に。

その後のMCパートには真礼さんと志貴くんと揃って出てこられましたが、お互いに相手に対して緊張しながらも話したいって状態だったらしく壇上で思春期カップルかよって様相だったのがめっちゃ面白かったですね。
思春期カップルぶりは先日のラジオでさらに加速してたのでいいぞもっとやれっていうか遊びに行ってその話をどっかでしてくれ。
次はおそろいのアクセつけて双翼をやるのじゃ。


その後、LIVEは最終ブロックへ。

最終ブロックの1曲目はRockin’ Emotionからかわっての『毒茸伝説』。
歌唱メンバーはさっつんに加えて原優子さんと花井美春さんという布陣。
この曲にさっつん以外の人が入ったのは初だったかな?
原優子さんは歌唱力が高いというのとは少し違うのですが、その歌声にパワーがあるのでこういう強い歌のカバーは似合いますね。
花井さんはさすがの歌唱力というほかない。お嬢のキャラにもまたこの歌が合いました。
ラストスパートの始まりを告げるパワフルな走り出しでした。
……が、ここで3人で歌ったとはいえ輝子のソロをやったあとにあんなのが来ることになるとは。


毒茸のあとはDay1と同じ曲目が続き前日同様にブチ上がっていたのですが、Trinity Fieldが終わりDay1ではHOT LIMITのカバーが来た場面で――始まる、静かなギターソロ。
そのメロディに何が来るのかを察した客席は感嘆の混ざった歓声が上がり、会場全体が紅く染まっていきました。
紅いライトが至る所でクロスして掲げられている――そんな光景が生まれていました。
壇上には再び登場のさっつんこと松田颯水さん。

静かに澄んだボイスで英詞イントロを歌い始めると再び上がる歓声、でもここでは控えめに。
そのパートが終わり、会場が静かに、でも多大なる期待に膨れ上がっているのを感じる中、「フヒッ、フヒヒヒヒ……」と輝子の声が響き、そして、

「紅だあああああああああああああああ!!」


の叫びと共に、観客の声も一斉に解き放たれたかのような爆発。
この日1番の衝撃を与えてくれたのは、XーJAPANの『紅』のカバーでした。
紅は輝子がカバーしていてデレステにも実装されていたので多くの人が「やってくれないかなぁ」と思っていたんじゃないかとは思いますが、本当にやってくれるとは……!

さっつんの歌声も最高潮に力強く、何曲か前に毒茸を歌ってたとは思えない張り。
ただのカバーで終わらせたくない、本物が来なくて残念だったとは言わせたくないという気迫で臨んだとブログでも仰ってましたが、この曲は本当に全身全霊で挑んでいる感じがありました。
その気迫の通り、「星輝子」の『紅』があの場を支配していましたね。

この時のバンドの演奏も光りに光りまくっていました。
中盤の楽器演奏パートのカッコいいことよ。
この日はデレステちょっと触ってるくらいでLIVEには初めて足を運んだって友達もいたのですが、後日に会った時に聞いた感想は「あの紅はもう1度見たい」でしたね。
めっちゃわかる。

この日の自分の本命はキリエだったけど、この紅もあって、現地にいれなかったら一生後悔したんじゃないかってぐらいにあの場に居れたことを感謝せずにはいられない。
あのレベルで最後までやりきってくれたさっつんとバンドの皆様、ほんとにありがとう。

 

紅のあとは、純情Midnight伝説からのEVERMORE、そしてアンコールという同じ流れで締め。

最後の挨拶で印象的だったのは、佐倉薫さんかな。
パフォーマンスの力強さもあって、お姉さん感があり落ち着いてらっしゃるなーと思ってたけど最後に決壊してたのが意外でエモ。
佐倉さんは芸歴は長いけど大舞台に立つことはあまりなかったようで、あれだけのパフォーマンスができる人でもやっぱ不安なんだなぁと思わされました。
相方の関口さんとの絆が垣間見えるお話で良きでした。
今後もいろんな場面で活躍する姿を見せてほしいですね。

あとはやっぱり、りあむ役の星希さん。
時間が無いからと早口でりあむについてがーっと語る様は本当にりあむらしさ全開で「ああ、この人がりあむ役で良かったな」と思わせてくれました。
その経緯で注目度も高くやりにくそうな役だったけど、既に自分のものにしている感触がありましたね。
これからも、我々にりあむを見せてくれることに期待。


――と、他の部分は記憶が掠れてたりするし掘り起こすと延々続けることになるので、ひとまずシンデレラ7th大阪公演の感想はここまでとします。

総じて振り返ると、ほんとすごい公演だったなぁと思います。
Rock公演ということで期待してたけど、カッコいい曲を集めたらこんな強い公演になるんだなぁ……。
音と歌とに殴りまわされるようなあの感覚は、現地行けてほんと良かったなぁと思います。
でもBDはよ。

自分は、7th名古屋のDay2がめっちゃいい席だった(センターステージが10メートル先くらいだった)のもあって終演後の「燃え尽きた」感覚は名古屋Day2のほうが大きかったのですが、曲目とかの公演内容では大阪公演のほうが強かったかなぁ。
(名古屋はDJ KOOさんという謎の爆弾があって強かったんだけど)

まぁ何より、2年半越しの双翼の独奏歌、1年越しの夢幻ノ救憐唱と、蘭子P的念願が叶ったことは大きかった。
てか、真礼さんがここ2年半の宿題全部やっていっちゃったので、新しい宿題を出してください公式さん。
8thはどうだろうなぁ……お忙しいから難しそうだとは思ってるけど、志貴くんとさらに深化した双翼を見せてくれることには期待したい。

8thといえば、ちょうど明日(3月11日)で無事に28歳を迎えられる東山奈央さんが「川島瑞樹、28ちゃいでーす!」を言ってくれるのも期待。
2ndで「22ちゃいでーす!」って言った時は「順調にいけば8thで並ぶんだな~」と思ってたけど、そこから毎年1つずつ重ねていってついに今年かと思うと感慨深い。

 

そんなこんなで、これからのシンデレラガールズの活躍に期待を膨らませつつ、自分の感想はひとまず終わり。
長々と書いたこんなとこまで読んでくれた方がいましたら、あなたにもありがとう。

 

ではでは。